子供の頃
駅の乗り換えで聞いたメロディ
ピアノの少しアンニュイな音
この頃から陰のある音に惹かれていた
まわりではスピッツのロビンソンが流行っていたが
J-POPに全く興味のない子供だったので
みんなが当たり前のように歌っているのを見て
妙な気分になっていた
夢のない子供だったので
将来の夢を書こうという宿題は嫌いで
白紙で出そうかと思っていたが
なんとなくで「クリエーター」と書いた
毎日家でゲームをしていたので
ゲーム音楽は好きだった
とはいえ月並みだが
ファイナルファンタジー(1992)の「ビックブリッヂの死闘」や
メタルマックス2(1993)の「お尋ね者との戦い」にハマり
(他にも色々あるが割愛)
スーパードンキーコング(1994)では
パーカッション(打楽器)がこんなにゲームで出てくるなんて!と
いてもたってもいられなく
家にあったステレオコンポにケーブルを繋いで
スピーカーから音楽を流しながらゲームをしていた
そんなおり発売されたのがRPGツクール3(1997)だ
前作以前から気にはなっていたがなかなか手が出せないでいた
そしてこのゲーム
音楽ツクールかなでーる2(1998)で作曲した曲が
BGMとして使用できたので
さっそくストーリーと共にキャラデザイン
そしてBGMを作り出してみた
絵や物語は良かったが作曲に関しては全くのド素人
戦闘曲なんてとりあえず同じ音が連続で続いてればいいだろうという
安易な考えで始めたものの
和音?ワオン?何それ? ※和音…相性の良い音が集まったもの
「メロディーと同じ音が鳴ってればいいんだよ」という
まわりの曖昧なアドバイスに余計混乱
本屋に行って「楽譜の読み方」という本を買ってきて
和音について簡単な解説を読んでふむふむ分からん!
そもそも音感も無い僕には
ハモっているのかそうでないのかも分からない始末
「いいや忘れよ作っちゃえ」ということで
本格的に作曲が始まったのでした
こちらはその数年後(2000)に誕生した「アルバム」という曲です
現在発売中のアルバム「Traveler」収録の「Album (2019 Version)」の元ですね
この曲を作るきっかけは
ボサノヴァのリズムを勉強していてなんですが
後々それは違うと言われてしまいました
難しい…