Journey to the World of Edward Gorey
エドワード・ゴーリーを巡る旅
渋谷区立松濤美術館
最終的な感想は“可愛い”でした。
可愛いはカワイイでもあり、
可愛そう…可哀想でもある。
Gペン、丸ペンに触れてきた身としてはとても身近で勉強にもなるし、歳を取るごとに絵のコントラストが暗くなっていくのが心に残りました。
その時々の季節に思うことがイラストに表現されているのを感じ取ったのかもしれません。もちろんそう仕組まれているのかもしれないですけどね。
そして几帳面さと狂気は紙一重な印象も。
展示された絵を見て、ただただ背景の斜線の描き方を見てました。遠くから見たり、近くで見たり。
線の微妙な揺らぎで現れる不気味さ。
均一過ぎると薄っぺらく感じるし、バラけ過ぎると下手くそに見える。濃淡、密集度、そういったものから情景が感じられるのが凄い。
そしてその斜線を外すとキャラクター達は何ともカワイイんですよね。
あとこれは好みかもしれないですけど、ゴーリー自身が描いたストーリーのイラストの方が断然面白いですよね。
また、会場にほぼ男性が来場していなかったことも面白かった点の1つ。